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入社から数年が経ち、すでに業務は一人前、一通りのことはこなせるようになっているのが中堅社員です。次に彼らに期待されるのが、人材教育、人材育成です。チームの部下、後輩を指導・育成していくためには一体どのようなポイントに気を付つけていくと良いのでしょうか。
言われた通りにやるから卒業!まずは中堅社員としての意識を持たせること
今後組織を引っ張っていく存在になることが期待される中堅社員には、言われたことをこなすだけではなく、若手を一人前に育てていく人材育成の役割が求められます。
そして部下や後輩を育成していくとなれば、自分がこれまで当たり前に意識せずにやっていたことや、感覚的にやっていたことを整理し、相手に伝わるように言語化する必要があります。
そのためには、まず自身の業務の棚卸しをさせておきましょう。こうした業務の棚卸し作業は業務を整理できるので、自分自身の仕事の質を向上させることにもつながります。自らの仕事を部下に振るという監督の立場になることを意識させながら棚卸しをしてもらうようにしましょう。
求められるフィードバック技術。褒める・叱るはタイミングと具体性
部下を育成していくうえで、業務へのフィードバックは欠かせません。このフィードバックを行う際に大切なのが、「褒める」「叱る」ですが、この2つには大切なポイントがあります。
■「褒める」ポイント
どの行動が素晴らしかったのかということを具体的に伝えることが重要です。また特に素晴らしい行動をした場合など、ほかのメンバーにも見習ってもらいたいことや、部下のモチベーション、やる気を高めることを狙う場合は、チームメンバーが集まる会議の場で褒めるということも有効です。
仮に結果が伴わなかったとしても、「ここはよかったと思うけれど、ここは改善の余地がある」というふうに、結果のみではなく、プロセスも見て具体的に褒めることが大切です。
■「叱る」ポイント
必要以上に自信を無くさせないよう、人前で叱るようなことは避けておきます。そして何がいけなかったのか、どのようにいけなかったかを具体的に伝えることが重要です。その際は、あくまでも冷静に、また客観的に行動や事実に対して指摘を行います。また、あまりに日をおいて「あの時のアレが・・・」と本人が覚えていないことを指摘されても、効果は薄くなりますので、悪いことほど、その場で叱るように心がけます。
口だけではついてこない!自らの仕事の取り組み姿勢が最高の部下指導!
部下を育成していくうえで、正しいことを伝えることは重要ですが、正しいからといって全てを素直に聞き入れてくれるとは限りません。このときに大切になるのが、部下や後輩との関係性、そして自らの仕事の取り組み姿勢です。
部下は上司、先輩のことをよく見て、自分がどのように振る舞えばよいかを考えているものです。信頼関係ができていなければ、いくら正しいことを言われていても、「あの人の言うことは聞きたくない」と反発されることもあります。また先輩がだらしなくしていると、部下も「ここまでは許されるかな」と、線引きを始めたり、見ていないところでサボったりと、業務態度そのものが悪くなってしまいます。
尊敬される上司先輩には言葉に重みが生まれ、ついていきたくなるもの。部下の教育、育成を行う立場として、まずは自分自信を客観的に捉え、部下から信頼を得られる人材となりえているかを考えることも重要です。