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研修を開催したら、終了後にアンケートを実施しませんか? 受講者の満足度を確認したり、研修の感想を把握したりすることで、次回開催時の参考にすることができます。より良い研修を目指すなら、アンケートの実施で研修の効果測定をするのが近道です。
研修のやりっぱなしではもったいない! アンケートの活用で研修の質を上げましょう。今回は、社内研修のアンケートの設問づくりのコツをお伝えします。
アンケートの役割は、大勢に意見を聞き、それを取りまとめ、結果を確認したり方向性を導き出したりするためのものです。研修を開催しアンケートを実施することは、人事としての仕事を自分たち自身で評価することのできる絶好の機会。まだ実施していないなら、ぜひ次回の研修から実施しましょう。また、すでに実施していてもアンケート内容の見直しをすることも、時には必要です。
単に聞きたいことだけを並べて漠然とアンケート用紙をつくっても、次につながるアンケートにはなりません。アンケートを実施することで、どんな結果を得たいのかしっかり練ってから質問項目を設定しましょう。現状を徹底的に把握することから、研修の改革は始まります。
アンケートで知りたい情報を集めるためには、アンケートからどんなことを知りたいのか、目的をあらかじめ絞っておくと良いでしょう。研修内容、会場、時間帯など、次回の開催に活かせそうな具体的な項目だけに絞ってアンケートを実施するのもひとつの方法です。何もかもと欲張らずに、潔く質問項目を削っていくぐらいのつもりで設問づくりに取り組みましょう。
アンケートの設問は答えを意識してつくる
知りたい内容の的を絞って、導き出される結果を意識しながら項目づくりをすると、次につながる評価のしやすいアンケートができます。例えば、研修内容の良し悪しを判断したいなら、講師、テーマ、曜日、時間帯など、具体的な質問項目を挙げます。単に研修が良かったか、悪かったかの回答をしてもらうだけでは、アンケート結果から適切な答えを導き出すことができません。
また講師のどんなところが良かったのか、悪かったのかを具体的に判断するためには、声の大きさ、聴き取りやすさ、話のわかりやすさ、話す速度など、さらに絞った設問をする必要があります。改善点が把握しやすくなり、次回の研修を企画する際の具体的な指標になるでしょう。
アンケートの書きやすさも意識して作成しましょう。まずは答えやすい質問から並べ、○か×をつける、1から5までの段階で評価するなど、当てはまるものを選ぶタイプが答えやすいアンケートです。オープンクエスチョンでフリーに書くような項目は、最後のほうに持ってきましょう。
また、あまりにも大量な質問項目は読むだけでも大変です。適度な分量の目安はA4サイズで1枚程度。設問の少ないほうが、回答率も上がります。
無記名式で回答率アップ
氏名や部署名など個人を特定できるような質問項目をつくらないのも、回答率アップのコツです。正直な気持ちを書きやすくなるので、アンケート内容の精度が上がることにもつながるでしょう。
アンケート実施の目的が研修の効果測定なら、誰が回答したかは問題ではありません。より多くの回答が得られたほうが、効果測定の信用度も上がります。アンケート実施の目的をはっきりさせることは、このような項目内容の設定にも影響するので重要です。
アンケートは単純なようでいて、よくよく考えて作成しなければ、意味のないものになりがちです。知恵と工夫と少しの手間があれば、アンケートは作成できます。アンケート実施の目的を絞り、効率良く効果測定をして、社内研修をより良いものにしましょう。