研修・団体様専用
(9:00~19:00)06-6614-8700
個人でご宿泊のお客様TEL: 06-6614-8711公式サイトはこちら
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今回ご依頼頂いたのは、かつて息の長いヒット商品を次々世に送り出してきた長い歴史を誇ってきたクライアント様。
競合会社を合併し、合併先の方が社長に選任されました。
その社長が日々感じておられるのは、社員達の「やる気の無さ」。
「会社再生」を目指し、社員達にやる気を出させたいとのお言葉から、幹部研修の企画が始まりました。
社風を改善したいという、社長の強い意気込みにお応えするために、そしてクライアント様が本当に望んでいることを引き出すためにも、おっしゃることをただ鵜呑みにするだけでは足りません。
私たちには、そのお言葉の背景に何があって、どのような思いでそれを口にされているのかまでを考える必要があります。
そこで、最初にクライアント様を訪問させていただく前に、できる限りの調査を行いました。
その結果、立ち戻るべき事実はやはり、合併という歴史。
古参の社員たちのモチベーションが実際には上がっていても、外部から来た経営陣がそこに温度差を感じ取ってしまうという現象はしばしばあります。
しかし、今回のケースにそれが当てはまるかどうかが問題ではありません。むしろ重要なのは、「温度差」があると言われたときに、一方的に「やる気を出させる」のではなく、社長(経営陣)と幹部社員の間にある「と思われている」温度差を埋めるための円滑なコミュニケーションだったのです。
組織再編の影響でつくられてしまった分断を統合する機会こそが幹部研修で必要なこと。
普段話題にのぼらない、社員一人ひとりのさまざまなトピックを、
ケーススタディを通して言葉にし、共有していただくことが最も重要なことであると、
クライアント様とお話をして共有することができました。
その機会を持つための幹部研修として、私たちはこのようなことをご提案いたしました。
初の顔合わせとなる方々がいらっしゃるということを踏まえ、
リラックスできるようなBGMを選定しました。
また、参加者の団結力と帰属意識を高めるために、
懇親会のクロスなどに、会社のコーポレートカラーを
あしらったものを用意しました。
もちろん、クライアント様の商品の数々を
ディスプレイすることも忘れません。
今回研修の内容はすでに考えてこられたということでしたが、
さらにわたしたちは、研修が万一盛り上がらなかったときのためのクイズや質問BOXなど、コミュニケーションが活発化する
アイディアをご提案しました。
ご依頼頂いた内容をこなすだけではございません。
私たちはトータルに関与することではじめて、
クライアント様にお力添えすることができると考えています。
研修当日にも、急なタクシー依頼や料理の追加注文など、さまざまな突発的対応を迫られましたが、こうしたことは全て事前に想定していたため、問題なく対応することができました。
皆様にご好評いただけただけでとても嬉しかったのですが、この時印象的だったのが、わたしたち事務局の人間の名前をひとりひとり覚えていただいていること。
サービスが人と人との間にあるものだとすれば、ただの担当者Aではなく、名前を持った人間として覚えていただけるまでクライアント様と一緒に悩み、考える――これからもこうした姿勢を持ち続けたい、そのように思いを新たにしました。